プロパイロットを目指し自家用免許と双発限定を取得された、清原さんへのインタビュー。
清原泉(キヨハラ イズミ)1972年6月12日生。
2003年8月21日入学〜2004年1月5日卒業。
旅行会社の添乗員勤務を経て、持ち続けていた夢を実現すべく新しい道への第一歩!!

1) 理由:なぜパイロットに興味があったか。

両親の故郷が九州ということもあり、小学生の頃帰省するのに初めて飛行機に搭乗しました。現在はJASに社名変更されましたが、当時はTDA東亜国内航空と呼ばれ、TDAの単独路線でDC9スーパー80やA300就航等の花々しいトピックがあった事を記憶しています。あの頃はパイロットというより、飛行機そのものに興味を持っていたのを覚えています。その後は関心が無かったと言うより、興味の対象は違うものへ向かっていました。そして、明確な目標も無いまま学生時代を過ごし、そろそろ就職活動を開始したあの時、たまたま通りがかった所で(パイロット募集)の公告が目に入り、目にしたとたん金縛りにでもなった様に動けなくなってしまいました。「こんな世界があったんだ、自分の将来はこれしかない!!」と急速にパイロットという世界に魅せられてしまいました。

2) 動機ときっかけ。

前途の様に、魅了されてからというもの「パイロットに必要なのは英語だ。」などと思って英会話に励んだりと少しばかりの努力もしてみましたが、採用試験の結果は記載するまでもありません。普通ならここできれいさっぱりと諦めるのでしょうが、諦めの悪い性格が災いしてか、その後も機会を求めていました。また、職業柄飛行機に搭乗する事が多かったので、大好きなあの空港の雰囲気の中で離陸してゆく優雅で逞しい飛行機の姿を見ると「空を飛ぶ」という思いを忘れさせてくれなかったのかもしれません。その上、極めつけはコクピットから空を見てしまった事です。体験飛行でCー172に乗り、雲の上を飛行した時、眼前には雲海が広がっており、地上から眺めるより以上に雲は白く空は青く、それは美しい光景でした。「此の美しい空へ自分の手で飛行機を飛ばしたい!」という思いが深まりました。諦めの悪い性格と空の美しさに魅かれ、年齢も30才を迎え遅すぎるスタートとなってしまったのですが、此所に来て漸く出来た決断です。


3)秘訣、苦労話、楽しかった事。

秘訣=現状に満足しない。
苦労話=日本人にとって、まず難関なのはATCとの交信ではないでしょうか。初めのうちは何を言われているのか、全く分かりませんでした。それからとうもの、教官のアドバイスや訓練中に録音したカセットテープを繰り返し聞く事により、応答のタイミングや内容は掴める様に成りましたが、詳細になると何を言われたのか分からなかったり、返答に詰まって言い間違えたりして、苦労といえば苦労でした。今でもATCを完璧に修得したとは言えませんが、地道にやっておいて良かったと実感しています。やはりフライト中は余裕が無く、地上では分かっている筈の事も、空に行くと頭の中身は真白。失敗しては悔しい思いをしました。
楽しかった事=訓練について言えば、やっぱり一人で行ったクロスカントリーです。巡航中は余裕も出来て、チェックポイントを探しながらコクピットから眺める景色は最高でしたし、自分一人で飛んでいるという充実感は格別でした。また、初めて行った空港で、飛行機を見ながら過ごす一時も楽しいものでした。

4)今後の可能性、目標。

JCAB事業用免許、計器飛行証明の取得。そして、プロのパイロットに成る事です。

5)Air Accordのお薦めポイント。

教官が本当に熱心で丁寧に教えてくれる所だと思います。(熱心で丁寧という事は、時に厳しくもありと言う事でもあります。)そして、ただ教えてくれるのではなく、常に「何故そうなるのか?」を自ら考えて答えを出せる様に導いてくれていました。また、Private、そしてなんとCommercialやIFRも校内試験に合格すると免許が発行されるFAAの公認校であるのもメリットかと思いますが、本当の意味でのメリットは、そこまでFAAに認められた教官から充実した訓練シラバスに沿って、確りと整備された飛行機を使って、訓練が受けられるという事ではないでしょうか。そして、週末になるとOBの方達が遊びに来られたり、誰かが初ソロフライトをしたり免許を取得した時には皆で祝いの乾杯したりと、何よりアットホームな雰囲気。“訓練は厳しく、フライトは楽しく”といったモットーがお薦めポイントです。


6)パイロット訓練を受けたメリット。

勿論、目標に向けて第一歩を踏み出し、免許を取得したという満足感はあります。それともう一つ、グランド教習で「何故?」を追求し、それを教官に如何に的確に伝えるかという授業はコミュニケーションという面においても、それが苦手な私にとってプラスと成りました。